主な治療方法

腕を伸ばしてストレッチ

多汗症を治すのに効果的な方法として、「食生活の改善」があげられます。食生活を改善し、多汗防止となる食材を積極的に摂取することで、多汗症は改善できる場合もあるのです。
続発性多汗症の場合、その多くは「交感神経の乱れ」が原因となっています。交感神経の働きを抑え、副交感神経を刺激することで、多汗症はいくらでも改善することができるのです。そんな副交感神経とは、ある成分を摂取することで刺激することができます。その成分として、「イソフラボン」があげられるのです。イソフラボンには、植物性エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする物質が含まれています。それには、自律神経を整えてくれる働きがあるため、副交感神経を刺激し多汗症を改善してくれる効果が見られるのです。イソフラボンを多く含む食材には、納豆や豆腐、豆乳などがあげられます。
こうしたイソフラボンを多く含む食材の他にも、自律神経を整えてくれる食材はたくさんあります。たとえば、アボカドや大葉、もやし、山芋なども効果が期待できると言われているのです。また、食材の他にも、リラックス効果が得られるハーブを用いたお茶を飲んだり、アロマオイルの香りを楽しんだりするのも効果的とされています。

このように、食生活や生活習慣を改善することで多汗症はいくらでも改善することができますが、それでも治らない、または原因が分からないという方には、美容外科やクリニックでの治療がオススメとなります。
そんな美容外科やクリニックで受けられる多汗症治療には、さまざまな治療法があげられるのです。
まずあげられる治療法として、「ボツリヌス・トキシン注入法」があげられます。ボツリヌス・トキシン注入法とは、脇の下の皮膚の浅い部分に、ボツリヌス・トキシンを注入する治療法のことを指します。ボツリヌス・トキシンとは、タンパク質の一種であり、筋肉の収縮を弱くする働きが見られます。それを脇の下に注入すると、それらが汗腺神経に働きかけ、汗の分泌を抑える効果が見られるのです。メスを一切使わない治療法のため、施術後の抜糸の必要もなく、通院の必要もありません。施術時間も5分から10程度となっており、気軽に受けられる治療となっているのです。
次にあげられる治療法として、「手術」があげられます。多汗症の原因となる神経を切断する手術を受けることにより、確実に多汗症を治療することができるのです。手術にはさまざまな種類があり、その種類によっては、健康保険が適用できるケースもあります。「メスを使用する手術が恐い」「抵抗がある」と考える方には、レーザー治療もあります。
また、「飲み薬」でも多汗症は治療することができます。多汗症に効く飲み薬としては、漢方薬や抗コリン薬があげられます。これらはいずれも、多汗症の治療薬として承認されており、クリニックで処方してもらうことができます。
飲み薬に対し、「塗り薬」もあげられます。多汗症に効果のある塗り薬としては、塩化アルミニウムなどの有効成分が含まれた薬が効果的だとされており、それを脇の下に毎日塗ることで、徐々に効果を実感することができます。
他にも、「ボトックス注射」も効果的だとされています。ボトックスには、汗を抑える働きが見られるため、それを注入することで多汗症を改善することができるのです。しかし、その効果は永久的には続かず、持続期間は1年も持たないとされています。そのため、効果を持続させたいのであれば、定期的に美容外科やクリニックに足を運び、ボトックス注射を受ける必要があります。また、それは強制的に汗を抑える治療法でもあるため、他の正常な機能を抑えてしまう可能性もあり、注意が必要となります。何か体に異常が見られた場合は、直ぐに医師に相談し、今後の施術は避けた方がいいでしょう。