原因

清潔な脇

多汗症には、大きく分けて二つの種類があげられます。その二つの種類とは、「原発性多汗症」と「続発性多汗症」です。原発性多汗症とは、原因が不明な多汗症のことを指します。そう、何が原因なのかわからないため日常生活の中での改善は難しく、本気で治したいと思うのであれば美容外科やクリニックでの治療が必要となります。一方で続発性多汗症とは、何らかの体の不調や病気などが原因で引き起こされる多汗症のことを指します。原因がある程度特定できるため、その根本的な要因を解決することで改善することができます。続発性多汗症であれば、美容外科やクリニックで治療を受ける前に、日頃の生活を見直し、それらを改善させることでいくらでも治すことは可能です。
続発性多汗症の主な原因としては、大きく分けて五つの原因があげられます。まず一つ目にあげられる原因として、緊張やストレス、不安感などの「精神的要因」があげられます。多汗症でなくとも、緊張したときやストレスを感じたとき、また不安を感じたときには汗をかきます。これは、それらの感情を感じた際に交感神経が優位に働き、それによって汗腺の働きが活発となり汗をかくのですが、多汗症の場合、その交感神経が一般の方よりも敏感なケースが多いのです。敏感であるがゆえに、それらの感情をちょっと感じただけでも大量の汗をかいてしまうのです。
次にあげられる原因として、「疾患」があげられます。中枢神経の疾患や循環器の疾患を抱えている方や、新陳代謝が異常に働く方や内分泌異常を抱える方など、体に病気を抱えている方は、多汗症になる可能性が高いです。もちろん、全ての方がそうであるとは限りませんが、多汗症である場合、まずは体に抱える病気がないかどうかを疑ってみましょう。
また、「ホルモンバランスの乱れ」もあげられます。ホルモンとは、脳の視床下部でコントロールされ分泌されるのですが、それは同時に、交感神経もコントロールしています。しかしホルモンバランスが乱れてしまうと、交感神経のバランスも乱れてしまい、それにより多汗症を引き起こしてしまうのです。女性に見られる更年期障害の症状に汗をよくかくようになることがあげられるのは、こうした原因があげられます。
四つ目にあげられる原因として、「遺伝」があげられます。汗腺の数であったり、緊張しやすい性格や神経質な性格が遺伝したりするなど、多汗症と遺伝の関係は必ずしも否定することはできません。
そして、五つ目にあげられる原因として「生活習慣の乱れ」があげられます。コーヒーやタバコが好きな方や、辛い食べ物が好きな方、または肥満の方に多汗症は多く見られます。コーヒーにはカフェインが豊富に含まれており、またタバコにはニコチンが多く含まれていますが、カフェインやニコチンには、交感神経を刺激する物質が多く含まれています。それにより、過剰に摂り過ぎてしまうと、多汗症になってしまう可能性が高いのです。また、辛い食べ物が好きでよく辛い食べ物を食べる方の中には、香辛料を多くかけすぎるなど過剰に摂取しすぎてしまう方も少なくはありません。そういった方の中には、味覚障害を引き起こし多汗症になってしまう方が多く見られるのです。

このように、一口で「多汗症」とは言っても、それにはさまざまな原因が考えられます。まず自分は、そのどれかに当てはまっていないかを考え、そのどれかに当てはまっていれば、それらを改善させることでいくらでも多汗症は治すことができるのです。
それでも治らない、または原因が不明な場合は、美容外科やクリニックでの治療をオススメします。